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当院は予約制となっております。(美容は完全予約制です)

住所
東京都品川区上大崎2丁目15-18
目黒東豊ビル5階

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脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂の分泌が多い部位に発生する慢性的な皮膚炎で、頭皮・顔・胸・背中などに、赤みやかゆみ、フケのような皮膚の剥がれが現れます。炎症が悪化すると、かさぶたのような厚みのある皮膚ができることもあります。

脂漏性皮膚炎の原因

脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌異常と「マラセチア菌(真菌)」の関与が大きく関係しています。

  1. 皮脂の過剰分泌
    • 皮脂が過剰に分泌されると、皮膚のバリア機能が低下し、炎症が起こりやすくなります。
  2. マラセチア菌(真菌)の増殖
    • マラセチア菌は、皮脂を栄養源とする常在菌ですが、増殖しすぎると炎症を引き起こします。
  3. 免疫異常や体質
    • ストレスや疲労
    • 免疫力の低下
    • アトピー体質
  4. その他の要因
    • ホルモンバランスの乱れ
    • 洗顔やシャンプーのしすぎ・逆に洗浄不足
    • 栄養不足(ビタミンB群の欠乏)

脂漏性皮膚炎の症状

症状は部位によって異なりますが、共通する特徴として「赤み」「かゆみ」「皮むけ・フケ」があります。

  1. 頭皮の脂漏性皮膚炎
    • フケが多くなる(白い粉状や黄色っぽい皮脂性のフケ)
    • かゆみがある(強く掻くと炎症が悪化)
    • 赤みや皮膚の剥がれ
  2. 顔の脂漏性皮膚炎
    • 鼻の横・眉間・額に赤みと皮むけ
    • Tゾーンが脂っぽくなる
    • 目の周りや耳の付け根にも症状が出ることがある
  3. 胸や背中の脂漏性皮膚炎
    • 皮脂が多い部分に赤みやかゆみ
    • 皮膚がベタつく感じがある

脂漏性皮膚炎の治療方法

脂漏性皮膚炎は慢性化しやすいですが、適切なスキンケアや治療で症状をコントロールできます。

  1. 外用薬(塗り薬)
    • 抗真菌薬(マラセチア菌を抑える)
    • ケトコナゾール(ニゾラールクリーム)
    • ミコナゾール(フロリード)
    • ステロイド外用薬(炎症を抑える)
    • 軽症→弱めのステロイド(ロコイド、アルメタ)
    • 中等症→中程度のステロイド(リンデロンV)
    • 長期使用は避け、炎症が落ち着いたら減量
    • ビタミンD3外用薬(カルシポトリオール)
    • 炎症を抑える効果がある
  2. 内服薬(飲み薬)
    • 抗真菌薬(イトラコナゾール)(症状が重い場合)
    • 抗ヒスタミン薬(かゆみを抑える)
    • ビタミンB群(脂質代謝を改善)
  3. シャンプー・スキンケア
    • 抗真菌成分入りのシャンプー(ケトコナゾールシャンプー)
    • 洗顔料は低刺激のものを使用
    • オイルやクリームの使いすぎに注意(毛穴を詰まらせる原因に)
  4. 生活習慣の改善
    • 食事の改善(ビタミンB群を多く摂取する)
    • ビタミンB2(レバー、卵、納豆)
    • ビタミンB6(鶏肉、バナナ)
    • 睡眠・ストレス管理
    • アルコール・油っぽい食事を控える

脂漏性皮膚炎の予防方法

脂漏性皮膚炎の予防方法は以下の通りです。

  • 低刺激のシャンプーや洗顔料を使用する
  • 皮脂が多くなる部位はしっかり洗浄し、保湿をする
  • ストレスを溜めず、規則正しい生活を心がける
  • ビタミンB群を意識的に摂取する

まとめ

脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌異常とマラセチア菌が関与する慢性皮膚炎です。症状が長引くことが多いですが、適切な治療と生活習慣の改善でコントロールが可能です。

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