
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂の分泌が多い頭部や顔面、腋窩などに発生する慢性的な皮膚炎で、赤みやかゆみ、フケのような皮膚の剥がれが現れます。炎症が悪化すると、かさぶたのような厚みのある皮膚ができることもあります。
脂漏性皮膚炎の原因
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌異常と「マラセチア菌(真菌)」の関与が考えられています。
脂漏性皮膚炎の治療方法
脂漏性皮膚炎は慢性化しやすいですが、適切なスキンケアや治療で症状をコントロールできます。
- 外用薬(塗り薬)
- 抗真菌薬(マラセチア菌を抑える)
- ステロイド外用薬(炎症を抑える)
- 内服薬(飲み薬)
- 抗ヒスタミン薬(かゆみを抑える)
- ビタミンB群(脂質代謝を改善)
- シャンプー・スキンケア
- 抗真菌成分入りのシャンプー
- 生活習慣の改善
- 食事の改善
- 睡眠・ストレス管理
まとめ
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌異常とマラセチア菌が関与する慢性皮膚炎です。症状が長引くことが多いですが、適切な治療と生活習慣の改善でコントロールが可能です。
当クリニックでは、保険診療での治療に加え、スキンケア指導も行っています。脂漏性皮膚炎でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。