高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が高くなった状態を指します。尿酸が血液中に過剰に蓄積すると、結晶化して関節などに沈着し、痛風発作を引き起こすことがあります。
また、腎臓や血管に悪影響を及ぼし、腎機能低下・動脈硬化・心血管疾患などのリスクを高めることも知られています。
目黒駅前ルアクリニックは、目黒で高尿酸血症の診療を行う内科クリニックとして、生活習慣の見直しと内科的治療の両面からサポートしています。
「健康診断で尿酸値が高いと言われた」「痛風はないけれど将来が心配」という方は、早めの受診をおすすめします。
高尿酸血症の原因
高尿酸血症は以下のような原因で起こります。
なぜ、尿酸がたまるの?
尿酸は、プリン体という物質が体内で分解されたときにできる老廃物です。
体の中で作られる分(約8割)と、食べ物から摂る分(約2割)がありますが、両方が重なると尿酸値が上がりやすくなります。
目黒駅前ルアクリニックの内科では、血液検査や尿検査で尿酸値の変化を継続的にチェックし、原因を明確にしたうえで治療方針を立てます。
プリン体は以下のようなものに含まれます。
- レバー、白子、あん肝などの内臓系
- ビールや日本酒などのアルコール
- 乾物、魚の干物、インスタント食品
- エネルギー飲料、清涼飲料水(果糖が多い)
高尿酸血症の原因別に分類
高尿酸血症の原因は大きく分けて、3つのタイプに当てはまります。
-
尿酸が作られすぎるタイプ
プリン体を多く摂っている、代謝異常、飲酒習慣 など
-
尿酸が排泄されにくいタイプ
腎機能の低下、水分不足、薬剤の影響(利尿薬など)
-
混合型
上記が組み合わさったもの(多くの患者がこのタイプ)
高尿酸血症の症状
高尿酸血症そのものには自覚症状がないことが多いです。
しかし、ある日突然起こるのが…
痛風(つうふう)発作です。
- 足の親指の付け根などの関節が激しく腫れて痛む
- 一度経験すると、2回目以降も再発しやすくなります
- 夜間や飲酒後に起こることが多いです
高尿酸血症を放置するとどうなるの?
高尿酸血症を放置すると、あらゆるリスクがあります。
- 尿路結石(腎臓や尿管に結晶ができる)
- 慢性腎臓病(CKD)
- 動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞のリスク上昇
- 「生活習慣病の一部」として、糖尿病や高血圧と併発するリスクが上昇
高尿酸血症の治療方法
高尿酸血症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせて行います。
食事や飲酒習慣を見直し、尿酸の生成を抑えることが基本です。
目黒駅前ルアクリニックでは、目黒で高尿酸血症の診療を行う内科として、
患者さま一人ひとりの尿酸値や腎機能、生活環境を考慮し、個別の治療目標を設定しています。
- 生活習慣の見直し
- 食事療法
- プリン体の多い食品を控える
- アルコール、特にビールを減らす
- 野菜・海藻・大豆製品を意識して摂る
- 水分をしっかり摂る(尿酸を排出しやすくする)
- 減量(肥満は尿酸を上げやすくします)
- ストレスと睡眠の管理も意外と大事です
- 薬物治療
- 医師の判断で、以下の薬を使うことがあります
- 尿酸生成抑制薬(フェブキソスタット、アロプリノールなど)
- 尿酸排泄促進薬(ベンズブロマロンなど)
- 尿酸値を急に下げすぎると発作が起こることもあるため、医師の管理のもと段階的に治療します。
ルアクリニックの取り組み
当院では、高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの生活習慣病の方に向けて、以下のような取り組みを行っております。
- 生活習慣の個別指導
- エコー検査によるチェックと定期フォローアップ
- 分子栄養療法(オーソモレキュラー)を活用した体質改善サポート
- 医師の運動指示書に基づき、連携指定運動療法施設認定パーソナルジムでの指定運動療法をサポート
- 血液検査で腎機能や糖・脂質代謝・尿酸値含め関連する重要項目もトータルに評価
- お忙しい方にはオンライン診療も対応しています
まとめ
高尿酸血症は「自覚症状がないから大丈夫」と思いがちですが、体の中では静かに悪さをしていることがあります。
尿酸値が高い状態を放置すると、痛風発作だけでなく、腎障害や動脈硬化、心血管疾患などにもつながるおそれがあります。
目黒駅前ルアクリニックでは、目黒で高尿酸血症の診療を行う内科として、尿酸値のコントロールと生活習慣の改善をサポートしています。
痛風発作を防ぎ、将来の健康を守るためにも、早めに対策を始めましょう。