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東京都品川区上大崎2丁目15-18
目黒東豊ビル5階

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特発性蕁麻疹

特発性蕁麻疹は、特定の原因がはっきりせずに突然発症する蕁麻疹のことを指します。多くの場合、免疫の異常やストレス、体質的な要因が関係しており、慢性的に繰り返すケース(慢性特発性蕁麻疹)もあります。かゆみを伴う膨疹(みみず腫れのような発疹)が現れ、数時間以内に消えるのが特徴ですが、繰り返し発症することが多いです。

特発性蕁麻疹の原因

特発性蕁麻疹は原因が特定できないことが特徴ですが、以下のような要因が関与していると考えられています。

  1. 免疫の異常
    • 肥満細胞(マスト細胞)が過剰に活性化し、ヒスタミンを放出することで皮膚に腫れやかゆみが生じる。
    • 自己免疫異常が関与している可能性も指摘されている。
  2. ストレス・自律神経の乱れ
    • 精神的ストレスや疲労がトリガーとなり、症状を悪化させることがある。
    • 自律神経が関与し、寒暖差や運動後に悪化することもある。
  3. 食事や生活習慣
    • 特定の食品(香辛料・アルコール・食品添加物)が誘因となることがある。
    • 睡眠不足や体調不良で悪化することもある。
  4. 感染症や体質的な要因
    • 風邪やインフルエンザなどの感染症の後に発症することがある。
    • 体質的に蕁麻疹が出やすい人もいる。

特発性蕁麻疹の症状

特発性蕁麻疹の主な症状は以下の通りです。

  • かゆみを伴う膨疹(みみず腫れ)
  • 数時間以内に跡形なく消える(24時間以内に治ることが多い)
  • 皮膚のどこにでも発生しうる(腕・脚・背中・顔など)
  • 毎日または数日に一度、繰り返し発症することがある
  • 発熱・関節痛・頭痛を伴うこともある(重症例)

危険な症状(すぐに受診が必要)

  • 喉の腫れ・呼吸困難(アナフィラキシーの可能性)
  • 全身の強い腫れ・顔の腫れ
  • 意識がもうろうとする

特発性蕁麻疹の治療方法

治療の基本は「抗ヒスタミン薬」によるかゆみと炎症のコントロールです。

  1. 内服薬(飲み薬)
    • 第一選択 抗ヒスタミン薬(アレグラ・クラリチン・タリオンなど):ヒスタミンの働きを抑え、かゆみを軽減、効果が弱い場合は増量や他の抗ヒスタミン薬への変更
    • H2ブロッカー(ガスターなど):ヒスタミンの別の経路を抑え、効果を強める
    • 抗ロイコトリエン薬(モンテルカストなど):アレルギー反応を抑制、ステロイド薬(プレドニゾロンなど)(重症時のみ)、急性発症やアナフィラキシー時に使用
  2. 外用薬(塗り薬)
    • 抗ヒスタミン軟膏(かゆみ止め):効果は限定的
    • ステロイド外用薬:炎症が強い場合に使用
  3. 生物学的製剤(注射治療)
    • オマリズマブ(ゾレア):重症慢性蕁麻疹に適応
    • 抗IgE抗体薬:自己免疫が関与する場合に有効

特発性蕁麻疹の予防と生活習慣の改善

特発性蕁麻疹の予防と生活習慣の改善は以下の通りです。

  • 規則正しい生活(睡眠不足を避ける)
  • ストレス管理(リラックスする時間を作る)
  • 食事に気をつける(香辛料・アルコールを控えめに)
  • 適度な運動で血行を良くする
  • 皮膚を刺激しない(強くこすらない・摩擦を避ける)

まとめ

特発性蕁麻疹は、原因が特定できない慢性的な蕁麻疹ですが、抗ヒスタミン薬を中心とした治療で症状をコントロールできますストレスや生活習慣も関与するため、適切な薬物療法と生活習慣の改善を組み合わせることが大切です。 

当クリニックでは、保険適用の治療を中心に、必要に応じてスキンケア指導や漢方治療もご提案しています。特発性蕁麻疹でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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