
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、手のひら(掌)や足の裏(蹠)に無菌性の膿疱(うみをもった水ぶくれ)ができる皮膚疾患 です。慢性的に症状が続くことが特徴で、原因は完全には解明されていませんが、免疫異常や金属アレルギー、扁桃炎、歯科疾患 などが関与すると考えられています。一部の症例で関節症状を伴い、これを掌蹠膿疱症性骨関節炎といいます。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の原因
掌蹠膿疱症は、免疫系の異常によって引き起こされる皮膚疾患で、手のひらや足の裏に膿を含んだ膨れが現れます。原因は不明ですが、喫煙やストレス、感染症、遺伝的要因が関与するとされています。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の診断・検査方法
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の診断と検査方法は、問診・診察+検査結果を総合的に評価して行います。
- 視診:皮膚の状態を確認
- 血液検査:炎症反応等
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の治療方法
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の治療方法は、以下の通りです。
- 外用薬(塗り薬)
- ステロイド外用薬
- 活性型ビタミンD3外用薬
- 内服薬(飲み薬)
- 抗炎症剤(NSAIDs)(関節炎がある場合に使用)
- 扁桃摘出手術・歯科治療
- 扁桃炎や虫歯・歯周病を治療 すると症状が改善することがある
- 禁煙
- 喫煙者は禁煙することで改善するケースがある
まとめ
掌蹠膿疱症は 慢性的に続くことが多いため、早めに皮膚科で診断を受け、適切な治療を行うことが大切 です。当院では患者様の症状に応じた治療を行いますので、お気軽にご相談ください。