寒暖差咳とは?原因・セルフケア・受診の目安を目黒の内科が解説

「朝の外気で咳き込み、電車やオフィスの暖房に入るとまた咳が出る」
「風邪は治ったはずなのに、咳だけが残る」
——そんな症状は、寒暖差(温度差)や乾燥などの刺激で気道が敏感になって起こる“寒暖差咳”のパターンに当てはまることがあります。
ただし、咳の原因は一つとは限らず、風邪(感染後)・アレルギー・咳喘息(咳ぜんそく)などが関わっていることもあるため、見分けのポイントを押さえることが大切です。
この記事でわかること、
- 寒暖差で咳が出やすくなる理由(自律神経・冷気・乾燥など)
- 風邪/アレルギー/咳喘息など「似ている咳」との違い
- 今日からできる対策(マスク・加湿・ほこり/アレルゲン対策 など)
- 受診の目安と、医療機関での確認ポイント
受診を考える目安
- 咳が長引く/ぶり返す(目安として2〜3週間以上)
- 夜間・早朝、または温度差で咳が強くなる
- ゼーゼー(喘鳴)、息苦しさ、胸の違和感がある
- 痰の色が濃い、血が混じるなど気になる症状がある
目黒駅前ルアクリニックでは、咳・痰・息切れなどの症状について、まず問診と聴診で経過や背景を確認し、必要に応じて胸部レントゲン、呼吸機能検査、血液検査、呼気中一酸化窒素(NO)測定などで原因の見極めを行います。
また、目黒駅東口から徒歩1分で、忙しい方でも受診しやすい体制づくりにも力を入れています。
寒暖差咳とは?まず知りたい“咳の特徴”と風邪との違い

寒暖差咳の定義
「寒暖差咳」は、気温の変化(寒い屋外→暖かい室内など)をきっかけに出やすくなる咳を指して使われることが多い言葉です。
大切なのは、寒暖差咳は“病名”というよりも、咳が出る状況(誘因)を表す言い方で、背景に別の原因(例:咳喘息、鼻炎、感染後など)が隠れていることもある点です。
よくある症状と出やすいシーン
寒暖差があるときの咳は、例えば次のような場面で起こりやすい傾向があります。
- 朝の外気を吸った瞬間に咳き込む
- 暖房の効いた室内に入ってしばらくして咳が出る
- 通勤(屋外→電車→オフィス)など、温度差の移動が多い日に悪化
- 乾燥した日に、のどがイガイガして咳が増える(冷気+乾燥はセットになりやすい)
「風邪の咳」とどう違う?
風邪でも咳は出ますが、寒暖差が引き金になっている場合は、次のように感じることがあります。
- 発熱や強いだるさが落ち着いたのに、咳だけ続く
- 時間帯や環境(朝晩・室内外の温度差)で波がある
- 鼻炎っぽさ(鼻水・鼻づまり)や、のどの違和感が一緒にあることも
ただし、これだけで自己判断は難しく、たとえば咳喘息は「ゼーゼー(喘鳴)が目立たず、咳だけが続く」タイプもあるため、似た経過になり得ます。
咳が続く期間で考える
咳は「どれくらい続いているか」で見立てが変わるため、まず期間を整理しておくとスムーズです。
- 3週間以内:急性の咳
- 3〜8週間:遷延性(せんえんせい)の咳
- 8週間以上:慢性の咳
目黒駅前ルアクリニックの「咳喘息」ぺージでも、“3週間以上咳が止まらない”ことや、夜間〜明け方に出やすいこと、気温差の影響を受けやすいことに触れています。
目黒駅前ルアクリニックの「咳喘息」ぺージはこちら
寒暖差咳を疑うかどうかの前に、まずは次の3点をメモしておくのがおすすめです。
- いつ出る?(朝・夜・通勤中・室内外の切り替え など)
- どんな咳?(乾いた咳/痰がからむ/のどのイガイガ)
- 一緒にある症状は?(鼻水・鼻づまり、息苦しさ、ゼーゼー 等)
なぜ寒暖差で咳が出る?主な原因メカニズム

結論:寒暖差咳は「気道が敏感になる条件」が重なって起こりやすい
寒暖差咳は、主に
- 自律神経の切り替えが乱れやすい
- 冷たく乾燥した空気が気道を刺激する
- 鼻の症状(鼻水)がのどへ流れて刺激になる
といった要素が重なって、咳が出やすくなると考えられています。
メカニズム①:寒暖差が“自律神経”にストレスをかけ、気道が過敏に
急な温度変化は体にストレスとなり、体温調整などを担う自律神経(交感神経/副交感神経)の切り替えがうまくいかなくなることがあります。すると、鼻やのどの粘膜が刺激に反応しやすくなり、結果として咳が出やすい状態につながる、という説明が一般的です。
イメージとして、
温度差が大きい → 体がびっくり → 自律神経のバランスが乱れやすい → 気道が敏感 → 咳が出やすい
という状態となります。
メカニズム②:冷気+乾燥で気道粘膜のバリアが弱まり、咳反射が起きやすい
寒暖差がある時期は、外気が冷たいだけでなく空気が乾燥しやすいこともポイントです。乾燥した空気は気道粘膜のバリア機能を下げ、炎症が起きやすくなり、わずかな刺激でも咳が出やすい状態(咳受容体が反応しやすい)につながる、というメカニズムが説明されています。
メカニズム③:鼻水がのどへ流れる「後鼻漏(こうびろう)」が咳を誘発することも
寒暖差で鼻の粘膜が刺激されると、鼻水が増えたり、鼻炎症状が出たりすることがあります。その鼻水がのどへ流れ込む後鼻漏があると、のどが刺激されて咳が出やすくなる場合があります。
ここまでのまとめ:寒暖差咳は「体質+環境」で起こり方が変わる
同じ寒暖差でも、咳が出やすい人・出にくい人がいます。これは、もともとの気道の敏感さや、乾燥・鼻炎傾向など、いくつかの条件が重なるかどうかで変わるためです。
コラム:呼吸器内科とは?アレルギーや咳・息切れに対応|目黒駅前ルアクリニックが解説もご確認ください。
寒暖差咳と間違えやすい病気

結論:寒暖差咳は「背景に別の原因が隠れている」ことがある
寒暖差(冷気・乾燥・空調など)で咳が出るとき、咳そのものは同じでも、背景はさまざまです。目黒駅前ルアクリニックでも、咳の期間・出やすい時間帯・気温差や乾燥などの環境変化・アレルギー体質・鼻やのどの症状などを丁寧に確認して、原因を整理する流れが示されています。
まずはセルフチェック:見分けの軸は「いつ・どんな時に・何と一緒に」
診察でも役立つので、次の3つだけでもメモしておくとスムーズです。
- いつから?(何日/何週間続くか)
- いつ出やすい?(夜〜明け方、朝の外気、会話・運動、空調の効いた室内など)
- 一緒に何がある?(発熱、鼻水・鼻づまり、息苦しさ、ゼーゼー等)
代表的な「似ている咳」比較
※ここは自己判断の決め手ではなく、「受診時に伝える材料」としてご活用ください。
- 咳喘息(CVA):喘鳴(ゼーゼー音)が目立たず、空咳だけが続くタイプがある/朝の冷えた空気、空調の効いた室内、夜間などで誘発されることがある
- 喘息:気道の慢性的な炎症があり、ゼーゼー・ヒューヒューが出ることがある/悪化要因に気温差・風邪後などが挙げられている
- 感染後咳嗽(風邪のあとに咳だけ残る):風邪や感染が落ち着いた後に、咳だけが何週間も続く/気道が一時的に敏感になって起こると説明されている
- 上気道咳症候群(後鼻漏):鼻や副鼻腔など上気道の問題で、分泌物がのどへ流れ落ちる刺激が咳につながることがある
① 咳喘息(CVA)・喘息:寒暖差で悪化しやすい咳の代表
寒暖差咳として相談される中で、見落としたくないのが咳喘息・喘息です。ルアクリニックの咳喘息のぺージでは、咳喘息は喘鳴がなく空咳だけが続くタイプがあり、朝の冷えた空気/空調の効いた室内/夜間などで咳が誘発されるポイントが整理されています。
「ゼーゼーがないから喘息じゃない」とは言い切れないため、“咳が出る状況”を一緒に確認するのが大切です。
② 感染後咳嗽:風邪の後に“咳だけ”が長引く
風邪やウイルス感染の後に、咳だけが何週間も続く状態は「感染後咳嗽」と呼ばれ、気道が一時的に敏感になることで起こると説明されています。
コラムでは、数週間〜2か月ほど続くことがあること、また咳が長引くと生活や睡眠に支障が出る場合があることにも触れています。
コラム:感染後咳嗽とは?風邪が治っても咳が続く原因と対処法|目黒駅前ルアクリニックもご確認ください。
③ 上気道咳症候群(後鼻漏):鼻の症状が“咳”として出ていることも
「のどの奥に何か流れてくる感じがする」
「痰というより鼻水っぽい」
――そんなときは、後鼻漏が関係しているケースもあります。ルアクリニックの解説では、鼻や副鼻腔など上気道の問題で、分泌物が喉の奥へ流れ落ちる刺激が咳につながると説明されています。
のどに流れる鼻水が原因?上気道咳症候群(後鼻漏)をチェックして下さい。
受診を急いだほうがよいサイン
咳が寒暖差で悪化するとしても、次のような症状があるときは、早めに医療機関へ相談することが大切です。
- 咳が2週間以上続く/悪化している
- 夜間・早朝に強く出る、日常生活に支障がある
- 息苦しさ、ゼーゼーなどがある
今日からできるセルフケア:寒暖差咳を悪化させないコツ

結論:ポイントは「温度差を小さく」「乾燥を減らす」「刺激を避ける」
寒暖差咳っぽいときは、原因が何であれ“気道にとっての刺激”を減らすことが基本です。
ここでは、自宅や日常で取り入れやすい方法をまとめます(※症状が強い/長引く場合は無理に自己判断せず受診を)。
外出・通勤でできる対策(温度差と冷気をブロック)
- マスク:冷たい空気が直接のど・気道に入るのを和らげやすい
- 首元の保温:マフラーやネックウォーマーで冷気刺激を減らす
- “外→中”の切り替えをゆるやかに:入室直後は上着をすぐ脱がず、体が慣れる時間をつくる
- 会話・早歩きで咳が出る人:息が上がりやすい行動は少しゆっくりに(咳の誘発を避ける目的)
室内でできる対策(乾燥が強い日は“のどが反応しやすい”前提で)
- 加湿:寝室は特に乾燥しやすいので、加湿器や濡れタオルなどで調整
- 暖房の風を直接当てない:喉・鼻が乾きやすくなるため、風向きを工夫
- こまめな水分:のどの乾燥感が強いときは、少量ずつでも頻回に
- 就寝前の環境づくり:寝具のホコリ対策(掃除・換気)も、鼻炎傾向がある人には有用
鼻の症状がある人は「鼻→のど」の刺激も意識
寒暖差の日は、鼻水・鼻づまりが強くなる方もいます。鼻水がのどへ流れる(後鼻漏)があると、咳が長引く要因になることもあるため、
- 鼻をかみすぎて粘膜を傷めない
- 室内を乾燥させすぎない
- 口呼吸になりやすい人は特に加湿を意識
といった“鼻のケア”も一緒に考えるのがおすすめです。
鼻水がのどに流れて咳が出る?上気道咳症候群(後鼻漏)を確認
市販薬は「一時的な補助」として(長引くなら受診の判断材料に)
市販薬で様子を見る場合は、「何日でどれくらい変化があったか」を記録しておくと、受診時に役立ちます。
一方で、咳が長引く・夜眠れない・息苦しさがあるなどの場合は、市販薬だけで粘らず相談を検討してください(原因が複数のこともあります)。
セルフケアを続けるか迷ったら:受診を考える“切り替え目安”
- 咳が改善しないまま続く
- 夜間・早朝に強く出て睡眠に影響する
- 息苦しさ/ゼーゼーがある
- 生活や仕事に支障が出ている
再発を防ぐ生活・環境づくり 目黒の生活に合わせた対策

結論:寒暖差咳は「刺激が重なる日」に悪化しやすいので、先回りで整える
寒暖差咳は、体調そのものよりも、温度差・乾燥・空調・鼻症状(アレルギー)など“刺激”が重なった日に出やすくなることがあります。だからこそ、症状が落ち着いた後も 「刺激を減らす仕組み」を生活に残すのが再発予防の近道です。
通勤・移動(屋外→電車→室内)の温度差を小さくする
目黒周辺は、通勤や外出で「屋外の冷気→電車→暖房の効いた室内」と切り替えが多く、咳がぶり返しやすい動線になりがちです。
- 外気を直接吸い込まない:マスク・首元の保温で冷気刺激をやわらげる
- “入室直後の乾燥”を警戒:暖房が強い場所では、のどが乾きやすい前提で水分を準備
- 荷物に“予備の対策”:小さめののど飴・飲み物・マスク替えなど(無理なく続ける工夫)
オフィス空調・暖房の「乾燥」対策をルーティン化
空調の乾燥は、気道への刺激を増やしやすいとされ、咳が続く/ぶり返す要因になりえます。目黒駅前ルアクリニックの「感染後咳嗽」のぺージでも、室内の加湿や水分補給が咳のケアとして触れられています。
- 席周りでできる範囲の加湿(デスク加湿器、濡れタオルなど)
- 暖房の風が直撃しない配置(可能なら席の向き・風向きを調整)
- こまめな水分(一気飲みより、少量を回数で)
寝室は「咳が出にくい環境」に最適化する
夜〜明け方に咳が強い人ほど、寝室環境の影響を受けやすいです。
- 乾燥しすぎないように調整(加湿器、洗濯物の室内干し等)
- 寝具・ホコリ対策(寝具のケア、床の掃除、換気)
- 口呼吸になりやすい人:寝る前の鼻づまり対策も意識(鼻の不調→のど乾燥→咳、の流れを避ける)
“咳が続く体質?”と思ったら:咳喘息・喘息などの可能性も整理する
寒暖差で咳が出る方の中には、背景に咳喘息が関係していることもあります。咳喘息は、喘息のような「ゼーゼー」が目立たず、咳が続くタイプがあると説明されています。
「対策しても同じパターンでぶり返す」「夜間・早朝に咳が出やすい」などが続く場合は、自己判断で抱え込まず、原因の整理をおすすめします。
寒暖差で咳が続く…「咳喘息(せきぜんそく)」の症状と特徴を確認
家族(子ども・高齢者)がいる場合の考え方
同じ寒暖差でも、体温調整や乾燥の影響を受けやすい人ほど症状が出やすいことがあります。
- 子ども:寝室の乾燥、鼻症状、夜間の咳の有無を観察
- 高齢者:乾燥や冷えで体調を崩しやすいので、室内外の温度差を急にしない
再発予防の“記録テンプレ” 30秒でOK
再発しやすい人は、次の3点だけメモすると「原因の当たり」がつきやすくなります。
- 咳が増えた日:気温差が大きかった/乾燥していた/空調が強かった
- 場所:通勤中、職場、寝室など
- 同時症状:鼻水・鼻づまり、のどの痛み、息苦しさ など
目黒・目黒駅で「寒暖差咳」が続くとき、受診の目安と検査・治療の流れ

まず確認したい「受診の目安」
寒暖差で咳が出ること自体は珍しくありませんが、次のような場合は自己判断で長引かせないことが大切です。
- 咳が2週間以上続く
- 発熱や体重減少がある
- 呼吸困難(息苦しさ)を感じる
※強い呼吸困難や胸痛など、緊急性が疑われる場合は、医療機関へ早急に相談してください。
受診時に医師へ伝えるとよいポイント
診断の精度を上げるために、来院前にメモしておくと役立ちます。
- 咳の頻度と持続時間(いつから・何週間など)
- 咳のタイプ(乾いた咳/痰が絡む咳)
- 他の症状(発熱・喉の痛み・息苦しさ等)
- 悪化するきっかけ(温度差、冷気、会話、匂い、ホコリ等)
目黒駅前ルアクリニックでの検査の考え方
寒暖差で咳が出ていても、背景に感染後の気道過敏、咳喘息、鼻の病気(上気道咳症候群)などが隠れていることがあります。
目黒駅前ルアクリニックでは、症状に応じて次のような検査を組み合わせます。
- 問診・聴診:経過や生活背景、呼吸音を確認
- 胸部レントゲン:咳が長引く他の原因も含めて確認(必要に応じて実施)
- 呼気NO(FeNO):気道のアレルギー性炎症の評価に用いられる検査
- 血液検査:炎症・感染の評価やアレルギーの手がかりとして活用されることがあります。
治療は「原因に合わせて」組み立てる
寒暖差咳は、“咳止めだけ”で片付かないこともあるため、原因に合わせて方針を立てます。
- 咳喘息が疑われる場合:目黒駅前ルアクリニックでは、治療の基本として吸入ステロイド+気管支拡張薬を挙げています。
- 感染後咳嗽が疑われる場合:冷気や会話などで咳が誘発されやすい背景(気道過敏)を踏まえ、鑑別しながら治療提案を行う旨が記載されています。
- 上気道咳症候群が疑われる場合:鼻・副鼻腔など上気道の原因を治療することで、咳の改善が見込めるとされています。
※治療内容は診察結果によって変わります。ここでは一般的な考え方として整理しています。
咳が長引くときは、まずはご相談ください。
FAQ:寒暖差咳でよくある質問と、受診のまとめ(目黒・目黒駅)

この章の結論:迷ったら「長引くか・息苦しいか・生活に支障か」で判断
- 寒暖差がきっかけの咳でも、背景(咳喘息・感染後咳嗽・後鼻漏など)はさまざまです。
- 咳が2週間以上続く/息苦しさ・ゼーゼー/発熱や体重減少がある場合は、早めに医療機関へ相談を検討してください。
Q1. 寒暖差咳はうつりますか?
寒暖差そのものが原因の咳は、一般に「うつる咳」ではありません。
ただし、咳の背景に感染症(風邪など)がある場合は別なので、発熱・のどの痛み・周囲で流行しているなどがあるときは、感染の可能性も含めて相談すると安心です。
Q2. 市販薬で様子見しても大丈夫?
軽い咳で短期間なら、市販薬で様子を見る方もいます。
一方で、咳が長引く(目安:2週間以上)、夜眠れない、息苦しい、ゼーゼーするなどがあるときは、自己判断で引っ張らず受診を検討してください。
Q3. 「咳喘息」と「寒暖差咳」は同じですか?
同じではありません。
「寒暖差咳」は“きっかけ(温度差で咳が出る)”の表現で、背景に咳喘息などが隠れていることもあります。咳喘息は、喘鳴(ゼーゼー)が目立たず咳だけ続くタイプがある、という点がポイントです。
Q4. 鼻水や後鼻漏(のどに流れる鼻水)でも咳は出ますか?
はい。鼻や副鼻腔の分泌物がのどへ流れて刺激になり、咳につながることがあります(上気道咳症候群/後鼻漏)。
「痰というより鼻水っぽい」「のどの奥に流れる感じがする」場合は、鼻症状も含めて整理すると原因が見えやすくなります。
Q5. 受診したら何をする?(検査の流れ)
症状や経過に応じて、問診・聴診をベースに、必要があれば胸部レントゲン、呼吸機能検査、血液検査、呼気NO(FeNO)などを組み合わせて原因を評価します。
まとめ:寒暖差咳で大切なのは「原因の整理」と「無理しない受診タイミング」
- 寒暖差は咳の“引き金”になりやすい
- ただし、咳喘息・感染後咳嗽・後鼻漏など、背景は一つとは限らない
- 長引く・息苦しい・生活に支障があるときは、早めに相談が安心
寒暖差咳が続く方は、LINEから受診予約をご利用ください